NLPとは?保健室コーチングとは?コーチング的アプローチとカウンセリング的アプローチ双方の効果と違いは?をはじめとして、NLP(脳科学)からの視点、その基礎と生徒サポートの流れを解説します。子どもの思考や行動を支配しているプログラムを見出す手法と考え方を身に付けられます。そのための理解を促すワークも行われます。
- はじめに
- NLPについて
- 基本となる脳のしくみ(1)意識と無意識
- 基本となる脳のしくみ(2)焦点化の原則
- 基本となる脳のしくみ(3)空白の原則と
質問の効用 - この章のまとめ
指導用DVDのパイオニア「ジャパンライム」から、待望の保健養護DVDシリーズが新登場!
養護教諭の職務内容を調べれば調べるほど、その職掌は非常に多岐にわたっていることが解りました。校内環境衛生管理、日常の医療的処置、保健啓発、保護者対応、行事における保健活動、健康調査、健康観察、カウンセラー的なメンタルケア、学校によっては授業実施、等々、学校における保健衛生の中心として、その仕事の重要性は増すばかりという印象です。
そんななか、私たちは一体どんな映像コンテンツをもってして、養護教諭の方達をサポートできるのか?を考えました。まず初作は桑原規歌先生による『生徒とのコミュニケーションサポート』となりました。
今後は特別支援教育の分野も含みつつ、年間数タイトルを提供する予定です。
例えば生徒がこんな話をしてきたとき、どう返答しますか?
世に数多あるスキルやテクニックでは、相手のことばに寄り添い、受容と共感を心がけることが正解になります。「あなたは孤独なのね・・・」というように。
しかし桑原氏はこう言います「あなたは自分のことを孤独だと思ったのね」が正解であるべきだと・・・。
脳と言葉のカラクリを紐解くことで、みえてくる子どもたちが伝えたい「本当の思い」。
単にスキル・やり方を習得するのではなく、「どうして人間は悩みを抱えるのか?」「何を悩んでいるのか?」という人間の性質・脳の仕組を本質的に理解することからスタートします。脳科学・認知科学・心理学の視点から「言語の影響」「変化の本質」を理解し、保健室でのアプローチに活用することは、スキルを覚えることよりもはるかに効率的であり有効なことです。
コチラのDVD商品は全部で5枚組。セットでも単巻でも購入可能です。
NLPとは?保健室コーチングとは?コーチング的アプローチとカウンセリング的アプローチ双方の効果と違いは?をはじめとして、NLP(脳科学)からの視点、その基礎と生徒サポートの流れを解説します。子どもの思考や行動を支配しているプログラムを見出す手法と考え方を身に付けられます。そのための理解を促すワークも行われます。
相手の内面観察とその状態に寄り添うペーシング、その結果としてのラポールの形成までの理論をグループワークを通して体感・理解できます。子どもの個性類型V・A・Kの理解とそれに即した対応の仕方についてじっくり解説しています。
話を聴くこと、というのは相手の「ソン○○」を「ショ○○○」することである。
まずは、人の話す「コトバ」特に子どものコトバというものが相手に思いを伝える際にどれだけ曖昧な手段であるのかを理解します。そしてコトバに反応せずに、こどもの一次体験、つまり『本当の問題や思い』を引き出すことが重要です。そのために必要な傾聴センサーについても解説します。
「頑張ろう」「気を強く持って」「様子を見よう」「我慢しなくてもいい」などポジティブだけれども、抽象的な言葉がけでは、具体的行動を促すことはできません。
具合的にはどんなコトバでコミュニケーションをするべきなのかを、攻めと責めから出る「why?」、未来と解決を導く「How,What」。その違いを例に理解を進めます。心を開かない子ども達とのラポールについても解説します。
※PDF添付:目標達成のプロセスを可視化するスケーリングの質問シート
以前から『養護教諭とは何か?』という課題があります。そしてあなたは、なぜ養護教諭なのですか?多忙な毎日の中で、目の前の仕事をこなすことが精一杯になってしまったときや迷いが生じた時こそ、あなたの「BE」そして「願いの源泉」を思い出すことが前に進む力となります!BEを、明確にしないままでは、どんなDOも本当の意味で機能することはありません。これらを確かめておかないと今後の職務に一貫性を欠く事につながります。自分はどんな養護教諭であるのかを確立したとき、それに則った保健室経営をすることになるでしょう。
今後、養護教諭として30年でも数年でも、たった一年であっても、確固たる自信を胸に歩んで欲しいという桑原氏の思いが詰まっています。生徒・保護者・学校・家庭、いつでもブレない自分にとっての北極星とも呼べる価値観を確かめましょう。
※PDF添付:アイデンティティを確かめるための質問シート
養護教諭としてのステップアップ特別セット!
企画の始まりは…
2011年、ジャパンライムとして初めて保健養護の分野に取り組むこととなりました。
はじめは手探りで、今現場で必要とされている情報やスキルはどんなものなのだろうかと取材・調査を始めました。
様々な業界誌やWEBサイトでの情報収集を進めるうちに、研修・講習の出演者として、とある先生の名前をよく目にすることに気が付きました。それが、今回DVDに出演・監修いただいた桑原規歌先生でした。
取材のなかで「『養護教諭が一貫した自分を持つ』という事が学校保健活動の全てに関するバックボーンとなり、ひいては養護教諭の影響力・発信力が高まり、最終的には学校全体に波及することにつながるんだ」との桑原先生のお話を聞きし、桑原先生の考えを他の先生の参考としていただけるように、広く知っていただくことが有益なことなのではないか、と思ったのです。
そして、子ども達の心身の健康を把握し、育むために、子ども達の話を聞くことは非常に大切な事です。日々の業務に追われ話を聞くことに集中できない、ということが無いように、コミュニケーションを重視したコンテンツの必要性を感じて今回の企画へとつながりました。
実際の経緯ですが、まずはアポ・コネ無しの状態からの電話取材。
「DVDを作りませんか?」と提案したところ、「そんなお金はありません」とのお返事・・・。完全に警戒されてしまったようです。
「いや、制作費は要りません、弊社のDVDに出演してほしいんです。」
「?ん??一体なんのお話ですか?」と何とか誤解を解きつつ、その後映像出版社としての弊社の紹介をさせていただき、実際に愛知でお会いすることに。
全国をエネルギッシュに飛び回るバリバリなキャリアウーマン、というイメージだったので、とても穏やかな語り口の先生とお会いして、見かけとのギャップを感じたことを覚えています。
桑原先生は実際に全国の養護部会の研修などで実施する講習プログラムをお持ちだったので、今回はほぼそのままライブで実演していただきDVD化しました。先生が主宰する保健室コーチング基礎講座の内容を殆どカバーする内容になっています。これが先生の講座を全国にお届けするきっかけになればいいですね。
撮影の裏話
2011年の仕事納めも近い12月の末、寒風吹きすさぶ名古屋で撮影しました。
寒風も寒風、撮影初日は雪だったのです・・・。
撮影現場は比較的大きな貸し会議室。お集まりいただいた受講生の皆さんは最初、カメラへの意識がある様子でしたが、次第に桑原先生のお話に集中し、グループワークに対しても気後れなく、非常に積極的に参加されていました。受講生の皆さんの能動的な姿勢がDVDとしての完成度を高めることにつながりました。この場を借りて感謝、御礼を申し上げます。また次回作があれば御願いします!
おすすめの見どころ!
今回のDVDは全5巻というボリューム感のある作品になりましたが、実は当初は6巻になる予定もありました。実写に向かない内容だったために結局は撮影しませんでしたが、桑原先生の教示内容・引き出しの豊富さを感じました。
今作のテーマとなっている「対人コーチング」、最近ではよく見聞きする手法だと思いますが、今回の保健室コーチングDVDは子どもとのコミュニケーションに焦点をあてつつ、NLPという考え方を取り入れて講座を進めています。
桑原先生の研修には、私も無理を言って2度ほど参加させていただきましたが、先生は保健養護教諭としての現場経験が長く、その経験を基にヒントを提示するので、受講された方々も感心し、興味を持たれることが多いようでした。私自身、以前は自分の子どもと話すときに表面的な言葉に反応していましたが、桑原先生の考えを学んでからは、その奥にある子どもの真意を理解しようとするようになり、素人ながらも自分自身の成長を感じることもありました(笑)。
DVDには桑原先生が普段の研修や講習でお使いのパワーポイントがそのまま画面に出ていますし、4巻目と5巻目には必要な質問シートなどはPDFとして収録されているので、先生の講座を実際に受講されるのと同じ効果を感じることができると思います。
是非、保健養護教諭の皆さんに、生徒との関わりにおけるヒントとしていただきたいです。